高齢者とお酒【アルコール性認知症対策】について
アルコール性認知症の高齢者と携わる機会のある人に役立つ情報を紹介します。介護士はぜひ当サイトを参考にしてください。高齢者の飲酒問題は年々深刻化しています。アルコール性依存症を発症したことをきっかけに介護施設を利用するケースも増えてきました。アルコール性依存症は他の認知症と異なる部分が多く、接し方にもポイントがあります。
- 最新更新日
- 2024/03/26
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高齢者とアルコールの関係
あらゆる調査で高齢者の飲酒問題は年々深刻化していることが判明しています。高齢者は少量の飲酒でも身体への影響が大きく、ライフスタイルの変化などをきっかけにアルコール依存症になるケースも少なくありません。アルコール依存症はアルコール性認知症を発症する原因の1つです。多量の飲酒は日常生活に大きな支障をきたすため、お酒が好きな人は適切な飲み方を覚えなければなりません。アルコール依存症は予防可能な病気です。
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アルコール性認知症とはどのような病気か
アルコール性認知症は一般的な認知症とは異なります。有名なのはアルツハイマー型認知症ですが、認知機能に障害が起きている原因がアルコール以外にないと判明した際はアルコール性認知症と診断されます。アルコール性認知症になると眼球運動障害や注視障害、短期記憶障害、見当識障害、暴言などの症状が出ます。治療法としては断酒や食事療法、薬物療法などが挙げられますが、いずれにしても長期的な治療が必要になるので、まずは日頃から正しい生活習慣を意識しなければなりません。
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介護をする際に役立つ知識
アルコール性認知症の高齢者にはどのように対応すればいいのでしょうか。周囲にアルコールの問題を抱える高齢者がいる場合、保健所や精神保健福祉センターに相談することをおすすめします。家族だけで介護をすることが難しいなら、介護施設の利用も検討しなければなりません。アルコールの問題はすぐには解決しないので、根気強く寄り添いながら介護をする必要があります。介護士として接し、暴言などに対して限界を感じるほどのストレスを受けているのであれば環境を変えましょう。
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新しい環境に移りたい人へ
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限界を感じるなら転職しよう
アルコール性認知症の高齢者を支えるのには覚悟と根気が必要です。度重なる暴言などによって、限界を感じている介護士もいるでしょう。その場合は、無理せず転職して環境を変えることをおすすめします。